コラム

「牛丼定跡」

ある将棋ファンの友人と牛丼屋に行った。ところが、なぜか彼はオーダーの際、躊 躇していて、私は、「そんなん、ノータイムやろ」と内心ボヤキつつ横目にしていた のだが、数分の考慮の末、彼の選択は、単に"並"。  しかし、その先にドラマがあっ...
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「運営委員長交代」

 2期4年務めた高橋前委員長に代わり、この4月より4年ぶりに運営委員長に就任 しました。  我が研究会では青葉研に倣って運営委員長は連続3期を認めない、ということを規 約に盛り込んでいます。かのアメリカ大統領も2期8年まで、韓国大統領...
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勝者のマナー、敗者のマナー

 スポーツを観ることが好きなのですが、今年は女子のフィギアスケートを楽しく観 させてもらいました。金メダルが期待された選手は惜しくも届きませんでしたが、す ばらしい演技で見ごたえがありました。表彰台では涙をこらえていましたが、多くの ...
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早いもので

 あけましておめでとうございます。  太陽将棋研究会は今年11月をもって設立10周年を迎えることになります。私は会員 になって7年目ですが、月日が経つのは早いものです。  3、4年前は固定メンバー4、5人だけの例会の時が何回かありまし...
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選手を駒のように使うには

 そろそろ優勝が決まるこの時期、プロ野球を楽しんで見ています。選手のプレーも 熱いが監督の采配も面白い。その選手起用ですが、昔と比べると選手の使い分け、分 業制が進んだようです。昔は「管理野球」「選手を駒扱い」と批判されていたもので ...
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文化としての将棋

 子どもの頃、大相撲が大好きで、江戸時代の谷風や雷電と現在の横綱(当時の第一 人者は北の湖)とはどっちが強いのか、と真剣に考えたことがある。この場合、「強 さ」の定義が意外と難しい。直接の対決で勝った方と言うなら平幕でも大横綱と互角 ...
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棋譜をとる、棋譜をとられる

 在住の埼玉県には、かつてアマプロ戦で大活躍した強豪のK氏がいる。大会で見か けるが、この人は一局終える度に手帳を取り出し棋譜を書き込む。「さすが、一流は 勉強熱心」と常々感心していた。  ある時、ついにK氏と対戦の機会を得た。雲の上...
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弱いのが強いのに勝つ法

最近、将棋大会での勝率が落ちている。しかし、変なことにアマ名人戦の県代表に なったりしている。要は、調子の波が激しいのだ。 調子について思い出すのは、木村義徳プロの『弱いのが強いのに勝つ法』だ。これ によると、同じ人でも「強い...
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「近代将棋休刊」に思うこと

 近代将棋が5月発売の6月号で「休刊」となりました。  自分にとっては毎月購読している将棋世界ほどなじみはありませんが、アマチュア 大会の情報や詰将棋に力を入れていて、将棋世界にはない特色がありました。  巻末の「休刊のお知らせ」には...
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将棋ブーム来るかも?!

 過日、桜の咲く少し前の事、電車内にて少し意外な光景を目にしました。携帯電話 で、なんと、将棋をやっている若者。乗換え迄の束の間、局面の推移を遠巻きに眺め た限りでは初中級者レベル、『フーン、まだまだ将棋も捨てたもんじゃないね』と思 ...