コラム

選手を駒のように使うには

 そろそろ優勝が決まるこの時期、プロ野球を楽しんで見ています。選手のプレーも 熱いが監督の采配も面白い。その選手起用ですが、昔と比べると選手の使い分け、分 業制が進んだようです。昔は「管理野球」「選手を駒扱い」と批判されていたもので ...
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文化としての将棋

 子どもの頃、大相撲が大好きで、江戸時代の谷風や雷電と現在の横綱(当時の第一 人者は北の湖)とはどっちが強いのか、と真剣に考えたことがある。この場合、「強 さ」の定義が意外と難しい。直接の対決で勝った方と言うなら平幕でも大横綱と互角 ...
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棋譜をとる、棋譜をとられる

 在住の埼玉県には、かつてアマプロ戦で大活躍した強豪のK氏がいる。大会で見か けるが、この人は一局終える度に手帳を取り出し棋譜を書き込む。「さすが、一流は 勉強熱心」と常々感心していた。  ある時、ついにK氏と対戦の機会を得た。雲の上...
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弱いのが強いのに勝つ法

最近、将棋大会での勝率が落ちている。しかし、変なことにアマ名人戦の県代表に なったりしている。要は、調子の波が激しいのだ。 調子について思い出すのは、木村義徳プロの『弱いのが強いのに勝つ法』だ。これ によると、同じ人でも「強い...
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「近代将棋休刊」に思うこと

 近代将棋が5月発売の6月号で「休刊」となりました。  自分にとっては毎月購読している将棋世界ほどなじみはありませんが、アマチュア 大会の情報や詰将棋に力を入れていて、将棋世界にはない特色がありました。  巻末の「休刊のお知らせ」には...
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将棋ブーム来るかも?!

 過日、桜の咲く少し前の事、電車内にて少し意外な光景を目にしました。携帯電話 で、なんと、将棋をやっている若者。乗換え迄の束の間、局面の推移を遠巻きに眺め た限りでは初中級者レベル、『フーン、まだまだ将棋も捨てたもんじゃないね』と思 ...
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継続は・・・

 年が明け、早くも一ヵ月が過ぎました。歳を重ねるごとに月日の流れは速くなるも の。今年もとりたてて目標がを立てることなく、淡々と生きていく予定で、あっとい う間に一年が終わってしまいそう。  でも、こんな自堕落な生活にもまったく利点が...
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只今お試しキャンペーン中?!

 先日、社会人リーグ戦会場へ参りました。有名強豪が至る所に、学生時代の先輩後 輩好敵手、以前の在籍会社の元同僚など懐かしい顔も見え、落ち着きなく会場を見回 ってますと、ナント!?1部リーグのあるチームの大将席に我が太陽研のA氏が、デ ...
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交流会・・・

 先月、養老渓谷の某温泉で年度末恒例の交流会を行なった。今年で4回目、熱海・ 日光・箱根、そして房総と温泉地を巡り歩いている。  交流会の目的は会員相互の親睦を深めることにあるのだが、平たく言えば「一年に 一度くらい酒を呑みながら将棋...
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プロの指導は?

 観戦記者なる人がやってきて両対局者にいろいろと質問をしてきたのだが、その中 で特に気になったのが、「プロの指導を受けたことがありますか」というもの。  "民主勢力"を自認する赤旗にしてこの程度の認識なのか、と大いにがっかりさせら れ...