将棋と仕事の価値観

コラム
 将棋に没頭した大学生から卒業し、社会人になってから早2年がたちました。この
頃、将棋の考え方が社会人でも当てはまるな。と感じています。
 私は、将棋には1手1手に意味があり、メリット、デメリットがあると思ってます。
四間飛車の将棋で言うと、9八香(9九角成の際に香車をとられないようにする。し
かし、8七飛車成の展開になったとき香車がとられやすくなる。)や、4六歩をつか
ない(4六角を残しカウンターを狙う、しかし5五角から頓死筋がある。)などあり
ます。そのことを踏まえたうえで、局面局面で何が最善手なのか考える。それが私に
とっての将棋の醍醐味です。
 この考え方は、私が仕事をすすめていく中でも当てはまります。現場全体を見たと
きに何が弱みで、どうしたら良くなるのか。逆に勝負手を指す瞬間はどこなのか。。。
など、将棋の考え方で考えていくと仕事も楽しく感じます。
 今後、仕事で忙しくなることはあると思いますが、将棋の楽しみを忘れることなく、
将棋を仕事につなげてみたりして日々を楽しく過ごしていけたらと思います。
   (二〇一五年七月号 M)